▼ティツィアーノ▼
ティツィアーノ(Tiziano Vecellio
安定した形体と、暖色系の豊かな色彩に秀で、多くの宗教画、肖像画を残す。
代表作の『田園の合奏』や『ウルビーノのヴィーナス』は、近代の画家たち
にもインスピレーションを与えている。10歳になるかならないかの時期に
ヴェネツィアに出て、はじめモザイク職人のもとで修業し、ついで、
ヴェネツィア派の初期の巨匠、ジェンティーレ・ベリーニ、ジョヴァンニ
・ベリーニ兄弟に師事した。特にスペイン王家は国王フェリペ2世が神話画連作
ポエジアの制作を依頼。
90歳近い長寿を保ち、晩年に至るまで宗教画、神話画、肖像画など幅広いジャンルの
作品を多数残し、後世の画家への影響も大きかった。
ウルビノのヴィーナス 1538年作・ウフィツィ美術館所蔵『ウルビーノのヴィーナス』は、
西洋絵画における裸体表現の歴史を考えるうえで重要な作品である。西洋における裸体画
の系譜は、神話の女神の理想化された容姿を描いたものから、現実世界の女性を描いた
作品へと引き継がれていったのである。
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